英国で発酵食品ブームが到来
英国で最近、発酵食品ブームが到来しているらしい。
家庭の食卓に味噌汁やキムチが並ぶことも珍しくないと。
そして、今年最も注目されているの発酵乳の一種である「ケフィア」だ
日本でもこのケフィアブームは数年前に起こっていた。
腸内環境の改善と健康・美容効果がうたわれているケフィアは流行に敏感で健康志向の英国人を惹きつけている。
ケフィアってそもそも何?
ケフィアはカフカース地方を起源とする、発酵した乳飲料である。
ヨーグルトととの主な違いは含まれている菌の数である。
ケフィアはイースト菌に加え、10種から20種もの乳酸菌をミルクに混ぜて発酵させて作られる。
その為、ヨーグルトよりも菌の数が多いとされている。
また、同じケフィアでも製品によって菌の数や種類が異なる。
ベネフィットによると、ヨーグルトよりも免疫を高めるなどの健康効果が高く、また、血液中のコレステロール水準低下や腫瘍の縮小、傷の治癒を促すといった効果も期待できるとされている。
参照サイト:Kefir vs. Yogurt: Which is Healthier and Better for You?(英語) how can i get kefir into my diet? The Collective (英語)
アジア圏の発酵食品に熱視線
腸内環境を整え、健康や美容にも効果が期待される発酵食品への英国人の関心は西洋のヨーグルトやチーズ以外の、アジア圏の伝統的な発酵食品へと移り変わっている。
その、理由の一つに、アジア国民の腸の健康度が英国よりも優れているとの研究結果やベジタリアンブームがある。
また、ミュシュランスターレストランをはじめとする大都市の有名レストランの多くが発酵食品を取り入れたメニューを提供するなど、新たなステージにも広がっている。
屋台やスーパー、では、キムチを挟んだホットドックやハンバーガー、味噌チリ風味のスープヌードル(ライス麺入り)、味噌入りチョコレートといったユニークな商品も売り出されている。