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日本人と発酵

再注目される発酵パワー

日本は、世界的に見ても有数の発酵大国なんです。
主に麹菌を使用した発酵食品が多く、海外生まれの発酵食品は動物性が多いですが、日本は大豆を使った発酵食品が多く植物性であることが特徴です。

現在でも、味噌や醤油などの調味料や日本酒や漬物、納豆といった多岐にわたる発酵食品が食卓に欠かせない存在なんです。

 

なぜ今、発酵ブームがきているのか?

実は今、「発酵のちから」が再注目を浴びています。

本屋さんでも発酵棚があるところも少なくない。
レシピ本から発酵のスペシャリスト発酵デザイナーなる人も活躍中である。

今より、少し前2012年頃から起こった「塩麹ブーム」を覚えているでしょうか。
全国の主婦がこぞって塩麹にお肉やお魚を漬けて食卓に並べていました。

その翌年、2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界からも日本の食に対する興味が注がれた。
「発酵」という見えない微生物の未知なるパワーで体の免疫力を上げようとこの疫病時期に更なるブームが起きようとしています。

そもそも発酵とは?

発酵とは、「微生物の作用によって有機物が分解され、別の物質に変化すること」「酸素が存在しない嫌気的条件で、糖などを文化してエネルギーを獲得する過程の事」です。

よく皆さんが、「発酵」と「腐る」の違いは?と疑問をもたれることがおおいですが、科学的なすみ分けはなく。
人体において微生物が有益な物質を作り出すか有害な物質を作り出すかの違いなんです。

発酵といっても様々な発酵があります。


「乳酸菌発酵」
漬物やヨーグルトやチーズなどとっても身近な発酵食品です。

「アルコール発酵」
酵母によって糖からアルコールと二酸化炭素を生む発酵です。
日本酒やビール、ワインもこれに当たります。

その他にも酢酸発酵やクエン酸発酵など多岐にわたります。

今後の発酵ブームについて

今や、三ツ星レストランでも「発酵フード」を取り入れたり、美容の分野でも未知なる「発酵力」を利用した商品が続々と発売されています。

今や日本人と発酵は切っても切れない、この疫病を乗り越える要になってくれるかもしれません。